のんびりいこうよブログ

日々の話題や感じたや、ちょっと手の焼ける夫(ここではノミオ君)の話題などを中心に話してます

「朝が来る」養子縁組について

2020年放映された映画「朝が来る」をNetflixで観ました。
原作の小説も気になりますが、今回は映画版の「朝が来る」を観ました。


タイトルとキャストだけで、内容も見ないでなんとなく観てしまった。


観終わって、養子縁組についての双方の気持ちが表現されていて、とても考えさせられる映画でした。
子育て中やこれから出産をするという人にはおすすめの映画だと思いますよ。


不妊治療中の夫婦が養子を向かい入れ、何不自由なく幸せな生活を送る一方で
中学生で出産した産みの親の複雑な気持ちが幸せに暮らす家庭版に不安を抱かせていく物語


それぞれの母親の気持ちに共感できるところが何度となく出てきます。
切ないと言うか、やりきれない気持ちでいっぱいになった。


過去から現在に至るまでの場面が時々描写されていて、そこで人生の分岐点に立った時
選択した方向によって自分だけじゃなく、産まれた子の人生も変わってしまうって残酷
中学生にとって自分の意志では自由に選択できない辛さを産みの親役の蒔田彩珠さんが
とてもうまく表現していました。


そして、この映画は映像がとても綺麗に映されていた。

自然の緑や都会の風景、特に風吹いている場面が多くて
30階の高層マンションの部屋でも外からの風がカーテンを緩やかに揺らしたり、海辺の施設の大きなテラスでは潮風が流れ、ゆっくりと時の流れを感じながら物語は進んで行きました。


私はあまりゆっくりしている映画は好きじゃなくテンポのいいものを観るんですが、
これは映像が綺麗だったので苦にならなく最後まで観れました。


その綺麗な映像の表現に合わせたかのように、言葉によるセリフは少なく演技力で現す場面が多かった。
特に育ての親役の永作博さんと産みの親役の蒔田彩珠さんの二人はそれぞれの生きていく中での辛い気持ちをうまく表現されていて「わぁ~」と叫びたくなりました。


最後に一つ疑問に思ったのですがね
調べていないからわかりませんが、養子縁組って普通産みの親には会わないのがルールじゃないんですかね?
家まで訪ねて来るってあり得ないのではと思ったけど、、、ね。


でもいい映画でした。
                            ジャンジャン♪